インサイダー馬券とは・・・
何らかの理由で、異常に馬券（単勝）が買われることがあります。その理由として考えられ
るのは、主に次のような原因があります。
１．人気のある騎手に乗り替わった。
２．共同馬主の馬で、応援の意味で過剰に馬券が買われる。
３．サイン読みが、うまくはまっていてた。例えば、クロフネが２枠（黒）に入る。初霜特別に
シンコウハツシモが出てくる（実際にあって、穴人気になった。）など。
４．厩舎サイドの確信度が高い情報を知った少数の者が、大量に馬券を買った。
５．厩舎・騎手などに慶弔の出来事があった。また、１００勝とかの区切りであった。
この中で、４の場合をインサイダー馬券として考えます。厩舎や騎手サイドからの情報漏洩
については、発覚した場合、重い刑事処分がとられ、競馬界から永久追放されます。本当に
そんなことあるのかと思われるでしょうが、川崎競馬で実際にあったし（関連日記）、実際の
的中馬券は、なぜか予想されるオッズよりもかなり低いことがあり、特定の人間（集団）が、か
なり儲けている可能性があります。
私は、競馬で勝ち続けるのには、厩舎サイドのヤリ・ヤラズの正確な情報が不可欠だと思っ
ています。かなり能力の高い馬でも、勝負がかりでないと飛びます。
調教師になったつもりで考えてみてください。未勝利戦で、自分の管理馬と、もう１頭のマッチ
レースだとします。あなたなら、相手が本気で勝負してきたとき、こちらも本気で勝負しますか？
陸上の１００メートルのトップ選手が、本当に精一杯の走りを見せるのは、決勝戦だけです。
その前のレースで力を出してしまえば、決勝戦では、力を発揮できません。馬も、１度本気で勝
負すれば、もとの体力に回復するまで何ヶ月もかかることがあります。それ程、レースは過酷な
のです。相手が、メイチの勝負をしてくれば、こちらは次回にして、相手の馬から馬券を買えば、
儲けられるじゃありませんか。調教師は、馬券を買えないって？信頼できる親戚や知人に買っ
てもらい一緒に儲ければいいじゃないですか。
このような情報は、まず普通の人には手に入りません。予想会社で、厩舎サイドの確信情報
を売りにしているところがあったり、時には、速達のダイレクトメールが来て、「出来レースの情
報が入ったので５万円で流します。」といったものに、どれだけ騙されたことか・・・
では、どうしたらそのような人達に乗ることができるか・・・過剰な投票は、実際のオッズに表れ
ます。特定の情報を握っている者達は、朝から買うことが多く、特に朝は、全体の投票数が少な
いので、余計にオッズの異常が目立ちます。また、締め切り３０分前頃より、大量に買われるこ
とも多く、締め切りまでに大きくオッズが変動することがあります。つまり、この異常なオッズに注
目していれば、いいわけです。
しかし、レースは自分の馬だけが走るのではなく、親しい厩舎同士で出来レースが約束された
としても、思わぬ馬が突っ込んでくることもあるのです。実際に、異常に投票された馬券を買って
も当たらないことが多いのです。
デキレースは、そう簡単には成立しません。過剰投票で多いのは、実力があるのに、それを
隠していた馬や、わざと惨敗して人気を落とした馬が、本気で勝負する場合でしょう。調教師と
のつきあいが長い馬主なら、そういった時に、それとなくいつもと違った言い方で、「今度は、勝
てるよ。」くらいの言葉があるでしょう。これなら法律違反になりません。
私は、１０年以上前から、この方法に興味を持ち、研究しています。最も影響を受けたのは、
パソコンを使ったデータ研究の草分け的な存在の一戸秀樹氏の本からです。研究をしていく中
で、特定の厩舎・馬主・騎手の絡みで、かなり勝率が高いことを発見しました。
以前、伊藤圭厩舎・小野騎手・馬主グランド牧場のラインを見つけ、アイズオブユーやチータ
ーで、かなりおいしい思いをしたことがあります。最近では、サンデーＲやラッキーＦの異常投票
馬は買い、逆にシルクの馬は見送りでしょうか。興味をお持ちの方は、自分で研究してください。
金のなる木が見つかるかもしれません。
オッズを分析するのには、実際にウインズに行ったりしないとだめだったのですが、ＰＡＴに当
選し、簡単に手に入るようになりました。これをきっかけに、データを収集しています。また、時系
列でのオッズ分析や、異常投票された馬が勝った時に凡走した馬の分析（特定の厩舎か）など、
これからの研究課題もまだまだ残されています。
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