前書き 2000年〜2001年、私は、CR爆走トラック街道・CRメタルショック・CR千両歌舞伎などの通常時止め打ちをして稼いでいた。通常時止め打ちは、時間効率は落ちるものの、千円40回転〜50回転以上回せる台もあり、大変優秀な攻略法であった。私のハンドル名が「とめはち」なのも、これで手堅い勝負をして勝っていたからである。 CR千両歌舞伎以後、メーカー側の対策がとられるようになってしまい、通常時止め打ちで食える新台は出なくなってしまった。CR機は入替が激しく、上にあげた機種は、当然姿を消してしまった。しかし、入替があまりされない人気の高い現金機の中に、止め打ち攻略が可能な台が残っていた。 その機種の名前は、ねずみ小僧DJX。ダイドー(現ビスティ)から、5年ほど前に発売された現金機である。大当り確率は、1/101。2/7で150回時短、1/7で300回時短に突入する。大当りの出玉は、約800個と少ないが、確率が甘いので、連チャンしやすく、時短を引けば、倍以上の出玉も期待できる。 大当りを引きやすいし、3つの大きなドット画面が見やすく、リーチもわかりやすいので、シニア層には熱狂的なファンも多かった。 止め打ちをすれば、1時間100回転くらいしか回せなかったが、確率が甘いので、当たらないで終わるということは少なかった。現金機では、他に「ウーロン牌」も大当たり確率が甘くて、止め打ちが効いた機種だった。こちらの方が電チューの開く時間が長くて、ねずみ小僧よりも回せた。しかし、効果が大きければ、止め打ちに気づく人が多く、かなり警戒していた店も多かった。ねずみ小僧の止め打ちは、かったるいせいか、やる人は、あまりおらず、店もそんなに注意していなかったということも幸いした。 ねずみ小僧の止め打ちは、3年ほど前からやっていた。止め打ち攻略できる台が少なくなってきてから、2円とか2.5円とかの低換金の店で打っていたが、期待時給は1,000円〜1,500円程度にしかならず、小遣い稼ぎにしかならなかった。 そんな時、なんと、等価の店で、ねずみ小僧が甘い店があったとH氏より情報をいただいた。その店にねずみ小僧があるということは知っていたのだが、札幌の外れにあって遠いし、等価ではスルーも締められているだろうと思って、偵察にも行っていなかった。 2002年正月。初めてその店に行った。この日から、2年4ヶ月にも及ぶ長い戦いが始まった・・・ |